対策考日和

本日、7月20日の藍瑠地方は晴れ時々くもり。
最低気温23度、最高気温は32度。
日中は湿度50%台も、まとわりつくような暑さを感じる1日でした。

上記ページで目についたのは中段の「犬種別の熱中症発生割合」で、ボーダー・コリーとペキニーズ、つまり藍瑠さんとココロくんの両方が入っているところでしょうか。

一般的には短頭犬種や北方犬種が熱中症になりやすいと言われていますが、グラフにあるかないかに関わらずイヌは暑さに弱いと考えておいた方が良いでしょう。

上記予報は参考として、熱中症関連のソースとしては、まずは環境省の


を適時確認しておきたいところです。

人にとって熱中症の危険があるような気象条件下であれば、熱中症になることが懸念されるような長時間犬を外に連れ出すようなことは避けたほうが良いというのが、いぬらぼの私的な見解です。
体感的には暑いと感じない、あるいは我慢できているから大丈夫といった個々人の感受性は指針にしない方が良いと考えます。
そもそも犬は平熱が人よりが高い(38〜39度前後)ので、熱中症の危険があると言われている40度を超えるまでのマージンがあまりありません。
自分が我慢できているから犬も我慢できるということにはならないということには留意したいところです。

外に連れ出す際、外気温とともに注意したいのは地面の温度です。
人は直立しているので、重要器官のつまっている上半身まである程度の高さがありますが、犬は4足歩行で地面からの距離が近く、重要器官の全てが地面からの熱の影響を強く受けることになります。

路面温度上昇抑制機能を有する 舗装技術の効果確認 – 国土交通省
上記PDFはとても参考になります。
都市部ではその大半がアスファルトですから、路面温度がどの程度になるのかを知る一助となるでしょう。

まずは熱中症にならない環境を維持することが大切ですが、どのような環境にしていたら良いのか、熱中症になってしまったらどうしたら良いのかなどは、環境省の


ペットの熱中症と対策
などが参考になります。

これから真夏日に達する日が続くような予報になっています。
今しばらくは比較的雲の多い予報のようですが、夏日で湿度が60%を超えるようであれば熱中症の危険があるといわれています。

犬は人のように汗によって体温調節できるほど汗腺がありません。(ほぼほぼ肉球のみ)
多くをパンティング(浅速呼吸)によっておこなうことになるので冷却効果があまりよくないのです。

犬の視点、犬の立場で熱中症対策を講じてあげたいものです。