得意日和

本日、7月22日の藍瑠地方はくもり一時晴れ。
最低気温25度、最高気温は31度。
日中は湿度70%台で、かなり蒸し暑く感じる1日でした。

湿度がすごいですね。

画像に紗がかかって見えるのは空気中の水分のせい…ではなくて、レンズについた汚れでしたw

さて、このブログでも何度か犬の目の能力について書いてますが、藍瑠さんとボールで遊んでいると、いわゆる通説というものに対して腑に落ちないところがどうしても出てきてしまいます。

犬関連の論文などを見て回っていると、犬の視覚についての新たな知見もみられるので、通説もやがて変化をしていくのかもしれませんが、目の前に迫るボールをキャッチできる、山なりに高く投げ上げたボールの落下点に正確に入ってキャッチできることなどを考えると、視覚機能の優秀さというものを感じずにはいられません。

余談ですが、藍瑠さん、何気にバックしていますが、左後肢にダメージが生じてからしばらくはそちら側にズレてしまってまっすぐバックすることができませんでした。
この辺はフィジカルケアによってバランスが整いつつあることの表れでしょう。

それはさておき、決して早くはないスピードのボールとはいえ、前に出てキャッチできることに、いぬらぼは素直に感心してしまいます。
動画をコマ送りしてもらうとわかりますが、直前までしっかりと目で追ってます。
構造上の目の位置、器官としての目の性能、交叉神経を含めて立体視が人より弱いことなど、機能とするとあまり高機能には感じられないのですが、果たしてホントのところはどうなのでしょうか?

これはあくまでもいぬらぼ個人の感覚ですが、いぬらぼ自身の視力が落ちて何に困ったのかというと、遠くのものが見えにくくなってしまったことにくわえて距離感がつかみづらくなってしまったことがあげられます。
球技など最たるもので、落下点に入るなど以ての外としか言いようがありません。
だから、少なくとも、人の視力が弱いという感覚とは別物なのでしょうね。

もっとも藍瑠さんがボールをキャッチできることでもって、すべての犬の視覚機能を画一的に考えているわけではありません。
例えば、ボーダー・コリーだからといって、すべての個体がディスクドッグになれるわけではありません。
それはアジリティであれシープドッグであれ、それぞれの世界での向き不向きというものは否応なくあります。
犬種の作られた背景もそうですが、ショー、フィールド、ワーキングなどの系統差というのもどうしたってあるのです。

人に置き換えてみるとわかりますが、文系、理系、体育会系、音楽系、美術系、工業系など、個々人で得意分野が違うというのが普通でしょう。
中には万物の天才のような人もいるかもしれませんが、世間一般論でいえば、誰もがオリンピック選手になれるわけではないですし、ノーベル賞が取れるわけではありません。
ワールドレベルとまでいかなくとも、ローカルレベルでも同じことが言えるでしょう。

藍瑠さんにはキャッチのセンスがある、だからディスクドッグをやってこれたという側面はあるかもしれません。
もちろんそれだけではなくて、そのための練習というのも重ねてきました。
センスがあっても練習をしなければセンスを十全に発揮することはできないでしょうし、練習に練習を重ねたとしても持って生まれた能力以上のことを望むことは難しいでしょう。
仮にペキニーズのココロくんにどんなに情熱を注いで練習をしたとしても、藍瑠さんのように正面からボールをダイレクトにキャッチすることを得意とするようにはならないでしょう。
チャレンジするさまが可愛いとかはあるかもしれませんけどねw