infoトレーニングバイタルチェック藍瑠

ケアトレ日和

本日、6月30日の藍瑠地方は雨時々くもり一時激しい雨。
最低気温23度、最高気温は28度。
湿度80%前後でかなりムシムシする1日でした。

■6月30日計測の藍瑠さんのバイタル
 体重:14.0kg
 体温:平均38.5度(38-39)
 呼吸数:平均50回/分(15,20-30)
 脈拍数:平均46回/分(40-50,60-80)
 血圧:問題なし(CRT)
 尿のpH:6.0〜7.25(5-8)

雨の日の藍瑠さんは多少ナーバスです。
雨音や空の暗さなどからカミナリによる不安や恐怖が連想されるのかもしれません。
おそらくは、古典的条件付けの高次条件付けが成立しつつあるといったところでしょうか。
犬は5次条件付けが成立することがわかっていますので、自然相手では原因(刺激)を取りのぞくこともできませんし、直接的な原因の特定も大事とはいえ、不安や恐怖を少しでもよい感情におきかえていくことの方が対応としては肝心になります。

藍瑠さんの場合、そんな時はフィジカルケアです。
横にしてケアを始めればほどなくうとうとし始めます。
熟睡するようなことはなくともリラックスしているのが分かります。
実際のフィジカルケアの効果にくわえて、拮抗条件付けとしているわけです。

動画001:雨が気にならなくなった時間帯に、先週に引き続き体重計に乗るためのトレーニングをしました。
その際、少々問題がおきました。
数日前にこの台の一部を使って別のトレーニングをしたのですが、いぬらぼとの「位置関係」から、別のトレーニングの動きが入ってしまったのです。
この動画は別の動きを修正をしてからのものになります。

動画002:すぐに動きは修正され体重計にも難なく乗れました。
あともう一回くらいトレーニングするかもしれませんが、実際問題とすれば困るようなことはないでしょう。

さて、今回のように犬との位置関係や顔の向き、目線、ちょっとした手の動きなどに影響されてトレーニングが思うように進まないことがままあります。
実際問題、キューよりもボディサインやアームサイン、ハンドサインなどのほうが犬に影響を与えやすいといえるでしょう。
それならキューは必要ないのでは?とならないのは、視覚系のサインでしかコントロールできないとすると、飼い主にフォーカスしていない犬はコントロールできないということになってしまうからです。

ちなみに、オスワリのキューをだすと必ずハンドラーの正面にきてから座るというのはよく聞く話です。
これは、キューをだした人の前でおしりを地面につけることがオスワリと犬が学習しているためです。
「行動」と「場所」がセットになっているのです。
一般家庭犬であれば、それでも困るようなことはあまりないでしょうけどね。

そのオスワリをつきつめていくと、オスワリとは地面におしりをつけることなので、オスワリのキューが出たら人との位置関係に関わらず即座にその場で地面におしりをつけることができて初めて人の意図するオスワリという行動を犬が正しく学習できているということになります。
これを刺激性制御ができているといいます。
仮に視覚系のサインでしかキューを出せないとなると、位置関係ごとに別の視覚系のサインが必要になることでしょう。
それはとっても非合理です。

余談をはさみましたが、キューと視覚系のサインは両方とも必要です。
犬は視覚系のサインの方が行動が結びつきやすいのでトレーニングの初期段階では多くの場合ハンドサインを用います。
そのハンドサインを徐々に小さなものにしていき、ハンドサインと行動が結びついたところにキューをつけていきます。
「ハンドサイン→行動」から「キュー→ハンドサイン→行動」にシフトして、「キュー→行動」という手順をふむということです。
実際問題とすると、学習の初期段階ではハンドラーの姿勢や位置関係、トレーニング場所などの環境がセットになってしまうことも多いでしょう。
何を求めるかによりますが、日常生活に関係のある多くの状況で同じ動作ができた方がよいでしょう。
オスワリを例にするなら、正面だけでなく横でもできるようにしたり、ハンドラーが立っている座っているなどの姿勢を変えたり、室内だけでなく屋外でもなど、いろいろな環境や刺激のもとでもオスワリができるようになれることが望まれます。
円滑なコミュニケーションが取れるのであれば手段や方法などのカタチにこだわる必要はないのですが、上記手続きは合理的な手法ということはできるでしょう。