infoトレーニング藍瑠

鼻タッチ日和

本日、5月21日、藍瑠地方は曇り。
最高気温は16度とかなり涼しい1日でした。
どうやら今週いっぱいはぐずついた肌寒い日が続きそうです。

ひんやりとした今朝方の藍瑠さん。
布団にぬくぬくとくるまり暖かそうです。
藍瑠さんは、暑がりで寒がりですw

寒いときは体を動かせばよいので、いつものように外に出てボール遊びでもいたしましょう。

ボール遊びにまったく興味がないという場合をのぞいて、ボール遊びがうまくいかない理由としては、犬がもってこない、くわえているボールを出してもらえないというようなことがあげられるのではないかと思います。
そんなときは、ボールを2個用意して遊ぶのが良いでしょう。
犬がくわえて仕留めてしまったボールよりも、手に持っている生きているボールの方が魅力的に感じさせれば、こない、はなさないは少なくなります。(以前記述済)

ただし、手に受け渡してもらえるかということになると必ずしも十分とは言えません。
考えるべきは、「どうやったらできるのか?」ではなくて、「どうしてできないのか?」です。
そのためには、人の手の「動き」というものを把握しておく必要があります。
人にとって手を動かすということは自然なことでも、犬にとって人の動かす手というのは果たしてどういったものでしょうか?
あらためて振り返ってみると、犬にとってプラスの動きもあるでしょうが、マイナスな動きをけっこうしていないでしょうか?(怖いという犬もいるでしょう)
人の手というのは第2第3の口元などという見方もあるそうで、つまり人はぱっとみキ○グギ○ラかよというツッコミもありつつ腑に落ちるところもかなりあります。
ともあれ、まずは人の手が犬にとってマイナスなものでなくなればよいわけです。

一般家庭犬のトレーニングの入り口では、手にトリーツを挟んで犬に手を追わせるということをします。
犬に動作を教えるときのハンドサインとして人の手を機能させるためです。
ここではハンドサインにすることが目的ではなく、犬が人の手に近づくことに嫌な気持ちを持たせないことを目的としています。
手にトリーツをはさんでいれば、多くの犬は手を追うでしょうし、手の動きを「止め」れば、トリーツのニオイを嗅ぐために、犬の鼻を人の手にくっつけることでしょう。
手に鼻をくっつけたら反対の手などからトリーツをあげます。(どちらのトリーツも徐々になくしていく)
※手を追わない場合、トリーツのレベル以外に、人の手に対する警戒心が強い可能性がありますので、無理やり犬の鼻先に手を持っていくようなことは避けてください。(専門家に相談しましょう)

この犬がみずから手に鼻をくっつけるということがとても重要です。(人と犬の距離もゼロになる)
いろんな場所に左右の手をかざして犬に鼻をくっつけてもらいましょう。
犬に足の間をくぐらせて手に鼻をくっつけさせたりするのもよいでしょう。
ようは鼻タッチゲームです。
注意したいのは、手の場所を変えたら必ず動きを「止め」ることです。
犬を誘導するように手を追わせるのではなく、離れた先にある手に犬の鼻をつけさせましょう。
つまり鼻タッチをさせる手は犬が戻ってくるときのターゲットなのです。
ボールを投げれば人と犬の間には距離ができます。
結果として手というターゲットのあるところに犬を戻すという行動をつくりだしているのです。
※手ごとかむ可能性がある場合は事前に専門家にご相談ください。

犬がボールを持ってくるとくわえているボールを口から取りたくなりますが、犬に手を差し出して犬のボールを「とる」ことは避けましょう。
ボール遊びの本質は、投げたボールをとってくることではなくて、人の手にボールを「返す」ことにあります。
ボールを「返し」てくれた「ご褒美」として、またボールを投げるのです。
この「ルール」を「人」が守らないと、犬は次への「期待感」を持てずに、2Mくらいまで近寄ったところでうろうろしたりして戻ってこないということになりかねません。(個体の気質・性格などによります)
その一端を解消するための鼻タッチゲームです。
手に対する警戒心がなく、次も必ずボールが出てくるのであれば「止め」た手にボールをくっつけてきます。
初めはためらうかもしれませんが、あせって口から取り出そうとせずに、手にボールがついてから「返し」てもらいましょう。

犬との距離をゼロにすることの重要さは、ディスクで遊ぶようになるとより増していきます。
このディスク1枚分の距離は、じつのところ彼岸と此岸の間ほどもあるのです。
ディスクの受け渡しで困っている場合は、ここを疑ってみるのがよいでしょう。(人と犬のチームの話なので問題を一つに限定することはできません)

ディスク競技のやっかいな点は、犬がプレイヤーの望む「ルール」を守らなくても、多くのプレイヤーが、それでもディスクを投げてしまうことにあります。
プレイヤーは犬が「ルール」を守ってくれない、あいつはけしからん!と思ったとしても、犬にとってはディスクという「ご褒美」を投げてくれるのだから行動を変える理由がありません。
ディスク競技にハマればハマるほどドツボにはまるゆえんです。