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落とし穴日和

本日、7月1日の藍瑠地方は雨時々くもり一時激しい雨。
最低気温24度、最高気温は27度。
湿度80%前後で動くとかなりムシムシする1日でした。

藍瑠さん、もう7月です。
今年も残すとこあとわずかです。
そういいたくなるほどのスピードで月日が流れていきます。

さて、本日も多少雨脚が強い時間帯がありました。
そんなとき藍瑠さんが率先してハウスに入りました。
ハウスの設置場所は狭いとはいえフロア中央の一番静かなところにあります。
この季節、もっとも涼しい場所とはいえませんが、少しでも安心できる場所であってほしいものです。(この行動に対しての強化は当然しています)

雨が止んだ頃を見計らってのトレーニング。
雨が止んでからなのは、天気が悪いときに不安に感じる傾向があるため、雨音などと結びついてしまうような余計な学習をさせないためです。

トレーニングの内容はコーンを回ってくるだけのシンプルなものです。
前回動作としては滞りなくできましたが、今回はどの程度理解しているのかを評価してみました。

結論からいうと、全く理解していませんでしたw
今回が2回目で、これまで反復練習などもしていないので、そんなものといえばそんなものですが、ここには大きな問題を含んでいます。

動画001:基本的には前回と同じ手続きを踏んでいます。
動作としては一見できているように見えるかもしれませんが、残念ながら理解しているレベルにはありません。
この一見の行動は正の強化の結果ですが、強化子をゲットすることを目的とした反復行動に過ぎないという見方もできます。
視点を変えると、いぬらぼは藍瑠さんがコーンを回ることによってトリーツを与えるという行動の正の強化を受けているだけなのかもしれないのです。
この辺りにトレーニングの落とし穴がありそうです。

犬が望むような行動をしていることと望む行動ができるようになることとは別問題です。
とくにものおぼえが早いと感じられる犬に対して、望む行動の型にばかりに目を向けてしまうと、この落とし穴にはまってしまう可能性があるかもしれません。

いぬらぼはボーダー・コリーをパートナーにしているのでバイアスはかかってしまうのは承知していますが、それでもなおボーダー・コリーはこのあたりがシビアで顕著だと感じています。
教えたいことがあれば割とすぐにできてしまいますが、必ずしもハンドラーのコントロール下にあるわけではないという事実に気がつかないままトレーニングを進めてしまうと主導権を握られてしまう可能性もありそうです。
一見望むように動いてくれているように見えて勝手に動いているだけということも少なくないからです。
この辺り、トレーニングの進捗に合わせて行動を評価していく必要があるでしょう。
世間的に言われる頭がよいというのは必ずしも従順であることを意味しない点については留意したいところです。

ではどうするのか?
端的には犬のふるまいにだまされないことですw
望んでいる行動と違うことをしたらやり直させましょう。
スルーしてはいけません。
集中できなくなる前にやめましょう。
無理にトレーニングを続けて望まない行動を強化してしまうことになるのでさけるべきです。
一番やってはいけないのは怒ることです。
意識を向けさせる、気づかせるといった意味でのアクションは必要になりますが、できなかったことあるいはちがう行動をしたことに対して怒ったとしても望む行動の学習を進めることにはつながりません。
無意味というより弊害です。
上記だけをみてると何やら厳格で厳しそうにみえますが、なんのことはありません。
やることは「できたことを褒めていく」だけだからです。